佐相宏明です、はじめまして。

学生トライアスリート佐相宏明の試行錯誤の記録です。

FTPテストやりました(仮)

昨日はスイム練のあとにFTPテストを行いました。

 

connect.garmin.com

 

パワーを導入すると新しい指標が使えるようになる。そのうちの1つがFTPで、これをもとに他の指標が定義される。他の指標はさておき、「レースでのペース管理」にあたってFTPは大事な基準になる。「FTPの~%」という形でレースでの出力を管理する選手が非常に多い。ということは練習でもそうしてるんだな。

 

NP(W): 標準化パワー。200W1時間の運動でも、ずっと200Wを維持した場合と、「100W1+300W1分」を30セットやった場合では身体にかかる負荷は後者の方が大きいはず。こういった、変動まで加味した出力の平均値を示すのがこの指標。例えばトライアスロンのエリートレースとロングで同じ平均出力を記録していたとしても、NPに注目すると前者の方が高くなる。

 

FTP(W): 1時間TTでのNP1時間維持できる出力の限界。LT値に対応する出力とほぼ一致するらしい。

 

IF: NP/FTPで定義される係数。限界値に対してどれくらいの出力を維持したかを示す。

 

TSS: IF^2*time(h)*100で定義される。身体にかかった負担の合計値みたいなもの。よく「練習は量(時間(スピード)」というけれども、この場合は「量×質×質」。質だけじゃダメだけど、練習の負荷の要素としては「質>量」ってことだな。裏を返せば量も軽んずべからずということ。Luminaによると、ティム・オドネルが「LSDやったらランのパフォーマンスが安定した」って言ってたらしいけどこれと一致。

この値は負荷の合計値=身体へのダメージを表すから、リカバリーに要する時間をここから推測することができる。150未満で翌日には回復、300未満で2日後に回復・・・という目安らしい。疲労の回復に要する時間ってトレーニングの負荷と線形の関係なのかな?

 

他にも出力の変動を示す指標とかいろいろあるけどここでは割愛。

パワーメーターを導入して以降なるべく早くFTPテストしたかったけど、ある程度練習してからじゃないとベンチマークとして意味をなさない。ようやくこのタイミングで測定する用意ができた。

 

定義に沿って1時間TTをやる方法もある。でも精神的に非常に辛いので、20分間のNPをもとに算出することが多い。

Edge520の中に予めプロコトルが入ってるので、目標FTPを設定して、サイコンの指示に従う。目標値は250Wに設定。

 

Step1

ウォームアップ20分間(出力指定なし)

Step2

出力ゾーン65分間

Step2

出力ゾーン210分間

Step3

225-275W20分間

Step4

出力ゾーン210分間

Step5

クールダウン10分間(出力指定なし)

 

合計65分でプロコトルは終了する。ゾーンをはみ出るとサイコンが教えてくれる。「ラクなとこはラクにスルーする」という点でトライアスロンのレースにとても良く似ていた。

 

推定結果としてはFTP:234WVO2max:69ml/kg/minだった。VO2max高い割にFTPが低い。ここで大事なことを思い出した。パワーメーターの校正をし忘れてた。どちらかの指標に測定誤差ある可能性が大きいので要再計測。VO2max:69ml/kg/minまであるとFTP:373Wまで伸びしろがあるらしい(じてとれ「パワー・メーターをつかったVO2max測定方法」 

http://www.overlander.co.jp/jitetore/jitetorehint20111028.html

)VO2maxに測定誤差があるなら逆の結果になる。

今回の計測に誤差がないのだとしたら心肺機能以外が制約条件になっているということかも。身体が使えてないか?ただ感覚としては要考察。

 

 

ということで疑惑の(??)結果となってしまいましたが、今日は再計測・・・ではなくHi-RIDGE様の「落合20&懇親会」です!楽しんできます!!