我、鍛錬所にて翁にあへりー”Today's workout for 17/11/18”
60kg*10reps*3sets(normal, lunge)
80*6*2(lunge)
100*5*2
80*6*2
90*6*2
Deadlift
50kg*10reps*1set
60*10*1
70*10*1
Benchpress
50kg*10reps*1set
45kg*12*2
雨模様なのでウェイトだけ。いつものジムのフリーウェイトスペースに行く。スクワット、デッドリフトと下半身のメニューを終えて、ベンチに向かう。休日の昼間ということで混み合っている。ベンチプレスは既に二人が交代で使っていた。
佐相「僕も使わせてもらっていいですか?」
若者「もちろん」
翁「どうぞどうぞ」
まさに今まで使っていた若者、待機中だった翁、共に快諾してくれる。翁が先を譲ってくれたので、50kgを10発。
佐相「(8…9…10…)おまたせしました。ありがとうございます。」
次は翁。
スタッフの人「何キロにします?」
翁「80で」
80。80って80kgのことだよね?
ちなみに翁、体格が際立っていいわけではない。身長は自分と同じくらい、ベンチプレスエリアでよく奇声をあげているタイプの人間には程遠いのだ。胸板もそこまで厚いわけではないのである。
左右に15kgずつのプレートが足される。やっぱり80って80kgのことだったんだな。翁がベンチに寝っ転がる。思わず見入る。
フォームがきれい。美しいのだ。バーベルが下がるのに合わせて、腰―背中のアーチが急になる。腕を伸びるのにつれて、アーチが緩やかになっていく。翁の体重の130%はあるであろう80kgのバーベルは、一切のブレを見せることなく、きっかり6回の往復運動を終えて、もとあるところに戻された。
つい話を聞きたくなる。
佐相「他にスポーツやっていらっしゃるんですか?」
何か上半身を酷使するスポーツをやっているのではないかと思ったのだ。
翁「いやいや、これだけだよ。年取ると体力がなくてね笑」
体力がなくても体重130%を悠々と持ち上げる推定還暦越えの翁。何者なんだ。
佐相「随分重いのもっていらっしゃるんですね」
翁「今週に何回来てるの?」
佐相「だいたい3回です」
翁「だったら80kgくらいすぐ上がるようにあるよ」
翁「一番大事なのはフォームだよ。軽いうちは力任せでも上がるけど、多少重くなってくると、フォームがしっかりしてないと上がらない。ケガのリスクもある。フォームが大事なんだ」
翁のありがたいお言葉。基本こそ要。こうして僕は師匠を見つけたのでした。