佐相宏明です、はじめまして。

学生トライアスリート佐相宏明の試行錯誤の記録です。

「佐相宏明、2017年シーズン報告。まさかの爆笑プレゼン。」の舞台裏

自分と会ってもらうために時間を作ってもらうということは、その時入りうる他の予定を諦めてもらうことを意味する。経済学における「機会費用」という概念だ。

 

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10月某日、On Japanの駒田博紀さんと、メールにて

 

佐相「オフィスに挨拶にいきます!」

駒田さん「じゃあ~日の~時あたりでどうでしょう」

佐相「よろしくお願いします!」

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自分の活動を説明するときに作成する資料は、極めてシンプルだ。自分が「何を目指していて」「今どこにいて」「今後どうしていくのか」この3点が中心になる。良く言えば簡潔で真面目、裏を返せば遊び心と面白みに欠ける。今シーズンの成績の分析は一通り済んでいる。しかし、機会費用を上回る便益を提供しようとするなら、もう一捻り、プラスαが欲しい。

 

よく考えてみれば、「一捻り」が上手な人は周りに多い。Lifeblood鍼灸マッサージ院の谷本卓也先生。チームの夏合宿に来て頂いた際のトレーニングセッションでは、毎年どこかで爆笑が起きる。腹を抱えて笑っていた選手たちはその後、まるで別人のように床にへたり込むことになる。宮城先生、松井先生との治療院での会話はまるでコントのようだ。院長が誰なのか本当に分からなくなる。しかし開業からわずか3年足らずの今となっては、予約を取るのが困難なほどの患者さんが殺到するようになっている。

On Japanの駒田博紀さん。インスタグラムやFBで見かける彼は、時に正拳突きで誕生日ケーキのローソクを消している。かと思えば左手一本で大の大人3人を腕相撲で一遍にねじ伏せ、接客ロールプレイでは「ややこしい人」を演じている

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2013年に初めて日本にやってきた”On”というブランドを、今やトライアスロンをやっている人なら誰もが知る(少なくとも耳にしたことがある)ようになったのは、彼が”On Japan”を設立したことから始まる。それまでは商社のいち商材に過ぎなかった”On”は、駒田さんなしには今の日本に存在し得なかっただろう。

 

ただの学生に過ぎない自分に映る彼らの共通点は、「めちゃくちゃ忙しそうなのに、仕事を楽しんでやっているように見える」ことだ。単に「見える」だけかもしれないし、「楽しい」ことばかりでもないだろう。しかし少なくとも、そう「見える」のである。そして彼らはいつも「一捻り」を忘れない。

その日のその時間を貰う身として、一肌脱ぐべき時がやってきたように感じた。

 

佐相「よし、やっちゃえ☆」

 

種々の写真を漁る・・・。

 

ハセツネ観戦記 2017 – 第8話「大瀬打ち上げ、カズトシ行き倒れ」 | 駒田博紀の鉄人鍛練記

 

気がつけば、ケアンズまであと18日。 | 駒田博紀の鉄人鍛練記

 

アイアンマン世界選手権遠征記⑤ーミジンコとの戦い - 佐相宏明です、はじめまして。

 

 

少々の不安と共に、今まで見たことのない、趣の異なる資料が出来上がった。1年4ヶ月前、初めてOn Japanのオフィスに伺った時とはかけ離れた資料である。

 

 

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当日

15:00

いつも通りスイム練と水球ウェイトトレーニングをこなして、馬車道のオフィスに向かう。少し時間があるので、横浜駅から歩いていこう。

 

16:20

横浜駅に到着。20分くらい前にはオフィスの前について、目の前のローソンで濃いコーヒーを飲み、一息ついてからドアをノックするのだ。

 

・・・と、思っていたら。

 

国道1号線を渡るポイントが見つからないのだ。しかもここで差し込みを食らう。一回休み。

 

16:55

なんとか時間に間に合った。しかし直前に資料を見直す余裕はなかったし、ローソンで濃いコーヒーも飲めなかった。

倉田ビルのエレベーターに乗る。2階で止まると、目の前にはFELTのロードバイクが。扉の前に立って深呼吸。インターホンに手を伸ばす。

 

 

こうして賽は投げられたのである。

 

この後の様子は駒田さんのブログにて。

 

hirokikomada.com